アスペルガー症候群とは

アスペルガー症候群とは

アスペルガー症候群とは、生まれながらの脳の機能障害によって、対人関係をうまく築くことができなくなってしまう発達障害のひとつです。
コミュニケーションがうまく取れず、社会生活に困難を生じてしまいますが、生まれつきの脳の働き方が他の人と違うとうだけで、心の病気ではありません。

高機能自閉症のうち言語障害のないケースがアスペルガー症候群とされます。
つまりアスペルガー症候群は「広汎性発達障害」の中には含まれますが、アスペルガー症候群とそのほかの広汎性発達障害のちがいは、言葉の遅れがないとう点です。

主な特徴

アスペルガー症候群の子どもは、他者のとのコミュニケーションがうまくとれない、想像力の欠如、社会性がわからないといった特徴があります。「変わった子」「場の雰囲気がつかめない」「がんこな子」などと周囲から思われがちです。

また、大人びた話し方、話をするときに目をそらす、手順にこだわる、言葉に抑揚がない、単調で一本調子のしゃべり方をする、相手の気持ちがわからないといった特徴があらわれることもあります。

このような特徴があるため、幼稚園や保育園で友達ができにくく、成績は良いが友達がいないといった子供が多いようです。また、親とすらうまくコミュニケーションをとれないことも少なくありません。

ただ、不得意なことばかりではありません。規則を守ることが得意で、字や数字、絵を描くことなど独特な才能を持っていることも特徴です。特に文字や日付などをよく覚えるため、頭のよい子だと思われることもあります。

アスペルガー症候群は病気ではない?

アスペルガー症候群は、病気というよりも、むしろ個性に近い状態です。一般的に病気は、薬や手術を行うことで治療できますが、アスペル ガー症候群は治す疾患とは違います。そのため、病院での対応も、診断や療育支援などにとどまり、薬を使うのはあくまでも二次的にうつなどの症状がでた場合 に限られます。

アスペルガー症候群への対応

まずは病院で基本的なことを医師から教えてもらいましょう。アスペルガー症候群とは何なのか、どういったことが医学的にわかっているのかといったことを医師から説明を受けましょう。なお、病院では、TEACCHや認知行動療法などが行われることがあります。

アスペルガーだとわかれば、環境を整えてあげることが大切です。一般的に他者とのコミュニケーションが苦手といわれるアスペルガー症候群 ですが、障害を持つ同士、同じ話題を持つ人同士は気が合うといわれています。また、学校の先生や上司などがきちんとアスペルガーを理解することで、本人は 落ち着いて過ごせるようになります。しっかりと周囲の理解を呼びかけましょう。

自閉症とアスペルガー症候群の違い

自閉症(自閉性障害 英:Autistic Disorder)は、生まれつきの脳機能障害です。
症状名の漢字から誤解されがちですが、決して「内向的で自分の殻に閉じこもっている」ような人のことではありません。
また、これも誤解が残っていますが、親の育て方やしつけが悪かったから、後天的に自閉症になる、というものでもありません。あくまでも先天的な発達障害の一種です。

自閉症の人には、3つの大きな特徴が見られます。

(1)対人関係の障害、(2)コミュニケーションの障害、(3)パターン化した興味や活動

自閉症は知的障害か

自閉症は、知的障害を伴う場合とそうでない場合とがあります。それぞれ、低機能・高機能と分類されています。

低機能自閉症(英:low-functioning autism、略称LFA)

自閉症の7割は知的障害を伴っており、IQ70未満の場合は低機能自閉症と分類されます。
小児低機能自閉症のことをカナー症候群 とも言います。

高機能自閉症(英:High functioning Autism、略称は、HAまたはHFA)

IQ70以上で、知的障害のない場合は高機能自閉症となります。
高機能自閉症のうち言語障害のないケースがアスペルガー症候群とされます。
定義的には高機能自閉症に当てはまるものの、自覚がなく生活している場合もあります。

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